yokai_ti.gif

用もないのに現れる 「なにか妖怪」って何?

あなたのまわりにもいませんか? ひとの話を聞かずに一方的に自分のことだけをしゃべり続けるひと。そんなひとには、きっと「空気知らず」という妖怪が取り憑いているのかも? また、会話の輪には入ってないのにそばでじっと聞き耳を立てるひと。そんなひとには「みみだん坊」という妖怪が取り憑いているのかも知れません。そういう行為はそのひと自身のクセではなく、妖怪がそっとすり寄って来ているのかも?
そんな日常の中で、おやっと思えるような状況に突然現れる新しい妖怪たちを集めてみました。
こちらからは何も用がないのに現れる妖怪なので「なにか妖怪」と名付けました。「なにか妖怪」コレクションにご期待下さい。

mimidanbo.gif

nanika_y_ti.gif

LinkIcon前のページへ

|1|2|

哀惜のひとでなし妖怪

決して悪さをするわけではないが、そばにくると妖気を感じる。それは人になりたくてもなれない妖怪の儚さを内に秘めている。いつも申し訳なさそうにうつむいて通り過ぎる。恥ずかしがり屋なので決して目を合わそうとはしない内気な妖怪。逝く人を惜しみ、いつも哀しみに沈んでいる。
そばに来たら「なんか用かい?」と訊ねてあげよう。

哀惜のひとでなし妖怪

妖怪おせっかい

なにかにつけて余計なおせっかいをしたがる妖怪。頼みもしないのに出たがる妖怪。ひとが楽しくおしゃべりをしていると横から口を出し、その場の空気を濁らせるのを得意とする。貝のように普段は口を閉じて大人しいが、ひとたび楽しそうな会話や雰囲気を醸し出すと待ってましたとばかりに現れる嫌われ者。

osekkai.gif

kuchisaki.gif

妖怪・哀愁のくちさき女

まだ誰も正面からの顔を見たことがない。決して正面の顔を見てはいけないとも言われる。常に哀愁を漂わせているが、ひとたび気に障る言葉がこの妖怪の耳に入ると、凄まじいほどの口撃をうける。機関銃のようにつづけざまに浴びせられる罵詈雑言、ありったけの悪口が口から飛び出す。常に誰かを待っているようなムードをただよわせ獲物を待ち続ける。

妖怪いっちょかみ

何かにつけてかかわりを持とうとして割り込んで来る妖怪。会話に口を挟むのはもちろん、大勢で何かをしようとすると必ず割り込んで邪魔をする。やたらとかみつくクセがあるために全てのことがらが好物といえよう。ひとが集まるところには必ず出現するともいえる。

icchokami.gif

kukisirazu.gif

妖怪・空気しらず

場の雰囲気に合わないヤツ、会話の中で微妙な流れをつくるヤツ、そんな時には「妖怪・空気しらず」が近づいているかも? その場の雰囲気が変わったならば、一度まわりを見渡した方がよいかも?「妖怪・空気しらず」は普段は存在感を消しているがいたずら好きなので出てゆくチャンスをそっと伺っている。

妖怪みみだん坊

他人の会話に聞き耳をたてる。内緒話をしている時に何かの気配を感じたら「妖怪みみだん坊」が近くいるかも知れない。やたらと大きい耳で大好物の内緒話、秘密のことがらを収集する。また、鼻がゾウのように長いのも特徴。

mimidanbo.gif

  • 妖怪図鑑の妖怪は徐々に増えて行きます。 ほら、あなたのそばにも…

LinkIcon前のページへ

|1|2|